眼科学

眼科学とは

眼科学とは、医学の中でも目、つまり眼球や眼球周辺部位の組織に関しての疾患を取り扱う学問です。専門医は眼科医と呼ばれます。また、歯科医が歯医者と呼ばれるのと同じように、目医者、眼医者と呼ばれることもあります。

眼科学で扱う眼球、眼球周辺部位は以下の通りに細分化されます。もちろん、連なっている器官ですので、個々が独立して受傷したり疾患を持ったりということは少なく、これらを総合的に研究・診療する必要があります。

硝子体

鋸状縁

毛様筋

チン小帯(毛様小帯)

シュレム管(強膜静脈洞)

瞳孔

前眼房(前房)

角膜

虹彩

水晶体皮質

水晶体核

毛様体突起

結膜

下斜筋

下直筋

内側直筋

網膜動脈・静脈

視神経乳頭

硬膜

網膜中心動脈

網膜中心静脈

視神経

渦静脈

テノン嚢

黄斑

中心窩

強膜

脈絡膜

上直筋

網膜

眼科学における疾病のなかで多いものをいくつか挙げていきます。

★麦粒腫

「ものもらい」とも呼ばれており、その原因は細菌感染によります。とてもなじみ深い眼科疾患の一つです。汗を出す腺やまつげの毛根へ感染した場合を外麦粒腫、マイボーム腺の感染を内麦粒腫といいます。

★アレルギー性結膜炎

アレルギー症状が目の結膜に出た状態の総称を指します。アレルギーが起こる原因は様々で、花粉、ハウスダスト、その他アレルギー性物質により引き起こされます。

★白内障

さまざまな理由で水晶体が濁ることにより、視力が落ちる病気です。放置すると不可逆の視力低下を起こすため、早急に手術で水晶体内のにごりを取り除く必要があります。

眼科学の権威といえば、大鹿哲郎が挙げられるでしょう。彼は日本眼科学会の理事長を務めています。また、その経歴も華々しいもので、東京大学医学部を卒業後、東京大学助教授、筑波大学教授などを務めています。また、2007年日本眼科学会評議員会賞、2004年日本医師会医学研究助成受賞、2004年日本眼科学会総会宿題報告、2002年財団法人桐仁会設立10周年記念臨床医学研究助成受賞、2000年ロートアワードなど、華々しい受賞歴も特徴的です。

眼科学に関する本で人気が高いものは

・視能訓練士になるには (なるにはBOOKS) 単行本（ソフトカバー） – 2018/3/20

橋口 佐紀子 (著)

・眼科点眼薬Note: ジェネリックがわかる!市販薬もわかる! 単行本 – 2012/10/29

加藤 浩晃 (著)

などです。