エネルギー

エネルギー

1。エネルギーとは

エネルギーを扱う学問は、熱力学ですが、ここでは工学的な意味で、エネルギー工学の意味と考えています。

一般的に人類が利用できるエネルギーは、化石燃料、原子力、再生可能エネネルギーの3種類が大部分です。

化石燃料は、さらに石油、石炭、天然ガスの3種類がほとんどです。このうち、石油と天然ガスは、埋蔵量が限られており50年くらいと言われています。最近は、従来実用的には不可能と考えられていたシェール層にある石油や天然ガスを利用することが可能になり、埋蔵量は伸びてきました。また。石炭は、埋蔵量は多く、良質な石炭だけでも100年以上の埋蔵量があります。しかし、近年地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出に厳しい規制がかかるようになり、石炭の利用は難しくなっています。

原子力は、核分裂を利用する場合と核融合を利用する場合に分かれますが、現在利用可能なのは、核分裂を利用する場合だけです。しかし、東日本大震災で起こった福島第一原子力発電所の事故以来逆風が吹き荒れています。また、放射性廃棄物の処理の問題は、依然として未解決です。

再生可能エネネルギーには、水力、風力、太陽光と太陽熱などがあります。水力は、大規模ダムなどの大きな進展は期待できませんが、マイクロ発電と言って小規模の発電は、今後期待ができます。風力や太陽光の発電などは、技術の発展とともに発電価格が下がり、現在では、化石燃料と競合するまでになってきました。

2。具体的な例として

1）小西 誠一  「燃料工学概論」

2）小西 誠一  「地球の破産―人口・環境・資源をめぐる21世紀のシナリオ (ブルーバックス)」

3）小西 誠一　「エネルギーのおはなし (おはなし科学・技術シリーズ)」

4）小西 誠一　「石油のおはなし―その将来と技術 (おはなし科学・技術シリーズ)」

5）中島 大　「小水力発電が地域を救う: 日本を明るくする広大なフロンティア」

6）開沼 博、 竜田 一人　「福島第一原発廃炉図鑑」