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経済学・経済事情
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経済学とは、社会科学の一分野で、経済に関する学問分野を指します。
経済学のうち、経済の輪郭全体を分析するものをマクロ経済学と呼びます。
それに対して、個々の経済単位の行動、選択を分析するものをミクロ経済学と呼びます。
近代の経済学では、分析のツールとして、線形代数学、解析学、統計学など数学的手法が積極的に取り入れられてきました。
さらに、ゲーム理論といった従来では利用されてこなかった新しい数学分野も導入し、経済学を「科学」にするという動きが活発となりました。
日本の大学では、経済学部は文系学部とされていますが、上述した経済学の性質上、数学を多用しますので、受験で数学を使用しなかった学生にとってはかなり難しい学問へと様相を変えました。
実際、大学院レベルのマクロ経済学、ミクロ経済学では理系大学レベルの数学を理解できていないと理論を把握することが困難です。
ただ、高度に数学化された経済学は実体の経済から乖離しているという批判もなされ、現在は人間の心理や不確定要素を考慮した行動経済学が広まってきています。
とはいえ、行動経済学においても数学が完全に排除されたわけではありません。今後、経済学と大なり小なり関わっていく人は、数学の勉強を並行して行うという意識を持たねばなりません。
経済学は理論的な学問です。ただ、物理などの自然科学と異なり、理論を証明するための実験(実証)を行うことが極めて困難です。なぜならば、経済は常に流動的であり、その一部分を切り取って実験することが現実では難しいためです。
理論を少しでも現実的なものであると示すためには、経済に関するデータを集めて、それらを帰納的に理論と結びつける必要があります。
そのために必要となるのが、経済事情の把握です。ある国のGDPであったり、企業の売上、株式市場の数値変動、失業率の高低など実体経済を示す情報を可能な限り網羅して収集することが必要となります。大量の統計データを処理し、そこから経済の動向を量的に分析する計量経済学という分野もあります。