ビジネス書

ビジネス書とは、ビジネスに関する実務や心構えなどが書かれたジャンルです。最近の本屋さんではこのビジネス書が本当によく見られるようになりました。分野も様々で、生活習慣から仕事に対する姿勢を変えていくことを主張しているものや、心理的な側面からモチベーションを上げることを述べているものなど、多くの書籍が見られます。有意義な情報が載っているものも多く、上手く取り入れて、仕事をより良いものにできる可能性があります。ただ、乱発されて出版されているジャンルでもあるため、中身を吟味せず、全て鵜呑みにすることは危険です。かなり偏った主張がされているものもあるので、自分のものさしにかけて、良し悪しを判断することが必要です。

ビジネス書が役に立つ面として、第一線で活躍しているビジネスパーソン、実業家の考えを知ることができることが挙げられます。直接、考えを聞く機会がなくても、ビジネス書を通して、その思想の片鱗に触れることができます。日本のトップに立つ人たちがどのような考えを持って仕事に臨んでいるのか、それらを知ることによって、日本が今後どのような道を進んでいくかということを予想することもできます。

ビジネス書を読む際、同じ著者の本を数冊読み比べると、その著者の根本にある主張を汲み取ることができます。一貫して同じことを主張している著者もいれば、言葉尻を変えつつ、本音を主張している著者もいますので、その点を読み比べるのも面白いです。

最近は、スポーツ選手がビジネス書を出版するということも増えてきました。ビジネスの世界とは無縁のスポーツ選手が、主に実体験から、ビジネスに役立つであろうとする考えを述べています。精神論的な部分が多いですが、経営自体が思想的な側面を持ち合わせていますので、親和性があるのかもしれません。それぞれのスポーツ選手がどのような考えをもって競技に臨んでいたかということを知ることもでき、競技の見方も変わってくるでしょう。