2024/03/08
社会学・社会福祉関連書籍の買取 【277冊 42,636円】
買取日記ジャンル
今回は社会学や社会福祉に関連した専門書籍を多数買い取らせていただきました。全体の半分ほどの査定が終わった段階で特に良い値段が付いたものを以下に紹介いたします。
『社会関係資本――現代社会の人脈・信頼・コミュニティ』
『被占領期社会福祉分析 (MINERVA人文・社会科学叢書 110)』
『多文化時代の市民権: マイノリティの権利と自由主義』
『よくわかる福祉社会学 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)』
『成年後見の社会学』
『呪術師と私―ドン・ファンの教え』
『関係人口の社会学―人口減少時代の地域再生』
『病院の世紀の理論』
『障害の政治』
『社会科学における比較研究: 質的分析と計量的分析の統合にむけて』
『行政サービスのディレンマ―ストリート・レベルの官僚制』
『家族システムの起源 (下) 〔I ユーラシア〕〔2分冊〕』
『家族システムの起源(上) 〔I ユーラシア〕〔2分冊〕』
『制度論の構図 (現代自由学芸叢書)』
『医療と専門家支配』
などなど。
上記はすべて1冊あたり400円以上の値段が付いた書籍のリストで、下にいくほどその値段は高くなっております。
一番下のこちら
『医療と専門家支配』エリオット・フリードソン 著, 進藤 雄三 訳/宝月 誠 訳,1992,恒星社厚生閣
は1,290円で買い取らせていただきました。
古い本でも買取ります
原著は『Professional Dominance:The Social Structure of Medical Care』(1970)。 訳題のみを見ると医療関連の専門書かと思われますが、こちらは保健や医療問題に社会的側面の重要性を見出す「医療社会学」の本です。
病態を作り出す原因を医学的な理由のみに見出すのではなく、社会のあり方がそれに大きな影響を与えているとするその捉え方は、医療ソーシャルワークなどの有り様などにも影響を与えています。こちらの書籍では1960年代のアメリカが体験した医療・教育・福祉などのヒューマン・サービス界における不満やクライシスを下敷きに、あまりに多様化した「医療社会学」の概念を統合することを試みます。この分野における古典的名著です。
このように、出版から年月は経っていても「名著」と呼ばれる書籍はいつまでも読者を惹きつけるものです。必ず必要としている方が居ますので、「古いから売れないでしょ…」と言って諦める前に是非当店にお売りください。
当店の事前見積は金額保証付き!
とはいえ、自分の持っている本が本当に売れるのか不安になることもありますよね。
実際に送ってみたけれど買取額が安かったら、労力をかけた分だけガッカリしてしまいます…。分かります。
そこで、当店がオススメするのは「事前見積」のサービスです。
実際に本を送る前に、上記リンク先のフォームから書籍についたISBNコードをお知らせください。
(写真を撮って送っていただくことも可能ですが、お値段は概算となります。)
また、事前見積から2ヶ月以内にお売りいただければ、お出しした見積額で買い取ることを保証します!
「送ってみたらもっと安かった!」などということはございませんので、安心してお任せください。
金額保証の注意点
ただし、金額保証サービスについてはいくつか注意点が。
「事前見積」フォームのページにも記載がありますが、
- 事前に連絡頂いていた状態と大きく乖離している場合
(事前に申告のなかったタバコ臭、破れ、水濡れ、シミ汚れ、書き込み線引、付録欠品などがある場合。左記は程度により減額、または買取額0円となります。) - 同一商品が複数ある場合
- お見積りの有効期限(見積もり依頼日より2ヶ月以内)が過ぎた場合
には保証対象外となります。
最後の項目についてですが、古本市場の需要と供給のバランスというのは想像以上に流動的なため、「ついこの間は売れた本も今日は売れない」というようなことがよく起こるのです。
そのため、2ヶ月を過ぎた事前見積査定は基本的に無効(=送ってみたら以前より金額が下がるということもあり得る)となりますので、ご注意ください。
今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!
スタッフN
※写真はお送りいただいたもののうちのほんの一部です。また、買取額は市場の需要と供給のバランスにより変動します。本文中の金額についてはあくまで記事作成時のものとお考えください。