2023/07/11
政治・経済・社会学等に関する洋書やDVDの買取【80点 7,715円】
今回は政治、経済、社会学、それに関わる哲学や倫理についての洋書やDVDを買取いたしました。以下に特に良い査定額をお付けできたものを紹介いたします。
「On Ethics and Economics」
「Collected Papers」
「Rorty and His Critics」
「Homo Sacer: Sovereign Power and Bare Life (Meridian: Crossing Aesthetics)」
「Justice as Fairness: A Restatement」
「The Civilizing Process: Sociogenetic and Psychogenetic Investigations」
「Starting at Home」
などなど。
上記リストは300円以上で買い取らせていただいたもので、下にいくほど買取額が高くなっております。一番下の「Starting at Home」は680円でした。
その書影がこちらです。
こちらはアメリカのフェミニストであり教育哲学者でもあったNel Noddings(ネル・ノディングズ) が著した本で、写真のものは2002年に出された版となります。彼女は約1年前の2022年8月に鬼籍に入られているようですね…。ご冥福をお祈りいたします。
ネル・ノディングズの著作をいくつか検索してみると、「Education and Democracy in the 21st Century」「Peace Education: How We Come to Love and Hate War」などeducation(教育) 関連の多くの書籍を執筆していることが分かります。教育哲学者なのだからそれは当たり前なのでしょうが、注目すべきは教育と民主主義、教育と戦争など、教育のあり方が社会にもたらす影響を非常に広い視野でとらえて論じる点にあります。
今回紹介の「Starting at Home」はそこに広がりを見せる前の段階、つまり家庭における道徳的生活のあり方が社会政策にどう影響を与えるのかを論じています。その焦点が副題にある「caring」、一般的に日本語では「ケア」と訳されている部分となります。
個人的にはこの「ケア」という言葉には時と場合によって詰め込まれた意味合いが違っていたり、曖昧だったり、大きすぎたりするように感じてしまうのですが、彼女の論における「Care」とはどんなものなのでしょうか?1990年代から2000年代にかけて彼女の著作の日本語訳版もいくつか出版されており(日本語訳も現在、比較的高額で買取可能です。)、注目されている理論ではあるので俄然興味はあります。
…が、日本語訳の質については一部好き嫌いがわかれるようなので、チャレンジできる方は英語版で読むのがオススメかも知れません。
洋書(英語)買取OK!
すでにリストをご覧いただいたところで気づかれていたかと思いますが、今回の買取品には洋書が多く含まれていました。
実はお送りいただいたものの中には下の写真に見るように日本語の本も含まれていたのですが、たまたま今回は300円以上で買い取らせていただいたものは洋書のみとなりました。
中には「洋書だから買い取れない」と言われてしまうケースもあるようですが、当店では洋書(ただし英語で書かれたもののみ)の買取も歓迎しております。
もう読まなくなった洋書(特に、日本語にまだ訳されていない専門書は需要があります!)をお持ちの方は、是非当店にお譲りください。
また、これも写真からお分かりのようにDVDやCDなどのディスクものの買取もしておりますので、ご売却の際は一緒に箱に詰めてお送りください。
(当店では30点以上お送りいただくと送料が無料になります。)
今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!
スタッフN
※写真はお送りいただいたもののうちのほんの一部です。また、査定額は市場の相場によって変動します。本文中の金額についてはあくまで記事作成時のものとお考えください。