2023/05/08
生物学・医学書籍の買取 【約430冊 18,616円】
今回は生物学やそれに関連する医療分野の書籍を買い取らせていただきました。以下に特に良い査定額をお付けできた商品を紹介いたします。
「家鶏・野鶏解剖学図説」
「理科教育法 独創力を伸ばす理科授業 (KS理工学専門書)」
「オートファジー―生命をささえる細胞の自己分解システム (DOJIN BIOSCIENCE SERIES)」
「もっとよくわかる! 幹細胞と再生医療 (実験医学別冊 もっとよくわかる! シリーズ)」
「新生理科学大系 22 エネルギー代謝・体温調節の生理学」
「イラストでみる超基本バイオ実験ノート―ぜひ覚えておきたい分子生物学実験の準備と基本操作 (無敵のバイオテクニカルシリーズ)」
「Animal Cell Culture Methods, Volume 57 (Methods in Cell Biology)」
「An Introduction to Human Evolutionary Anatomy」
「免疫実験法ハンドブック」
「老化生物学 老いと寿命のメカニズム」
などなど。
今回も段ボール箱にして19箱という大量の書籍を送っていただきました。箱に詰めていただくのも大変だったと思います。ありがとうございます!
ところで、今回のように多数箱を送っていただく場合、ご自分で集荷手配をされるとなるとそれぞれの箱に貼る伝票の記入もなかなか大変ですよね。でも、お申し込みの際に当店に集荷手配をお任せいただければ、お客様のご住所・当店の住所等すべて印字済みの伝票を配送業者のドライバーがお持ちいたします。お客様の大事なお時間を無駄にしないためにも、是非当店にご用命ください。
また、本を詰めるための段ボールも当店では無料で提供させていただきます!
※初回ご利用のお客様は、住居確認のため①買取キット(段ボール) ②当店による集荷手配 のどちらかのご利用が必須となります。
さて、買い取らせていただいた書籍の内容について見ていきますと、この中で1番高い金額で買い取らせていただいたのはリストの1番上、「家鶏・野鶏解剖学図説」でした。こちらは名古屋大学名誉教授だった保田幹雄氏が、退官から20年の歳月をかけてまとめた鶏への情熱が込められた一冊です。こちらの書籍作成のために教授が描いた解剖図はなんと486枚。この原画が収蔵されている名古屋大学博物館に関連ページがあり、そちらで原画写真を何枚か確認できるのですが、その細密さにはとても驚かされます。養鶏等に携わる方、研究者の方、獣医の方等にとって、おそらくこれを上回る類書はなかなか出てこないのではないでしょうか。そういった資料としての重要性が査定額にも反映されていると言えます。
また、「新生理科学大系 22 エネルギー代謝・体温調節の生理学」は1987年に出版された本ですが、こちらも高額商品としてリスト入りしています。一般的に理工系の書籍は新たな発見やそれに伴う新版が発行されると古いものは価格が下がりがちです。しかし、こちらも上記「家鶏~」と同じく、ここまで体系的に生理科学をまとめたシリーズは新たに出版されていない様子で、同シリーズ別巻の中にも高値で取引されているものがあります。
最後に言及するのは「もっとよくわかる! 幹細胞と再生医療 (実験医学別冊 もっとよくわかる! シリーズ)」なのですが、こちらは羊土社より発行されている月刊専門医学雑誌「実験医学」の別冊となります。実は、当店では「買取できるもの・買取できないもの」の中で「医学雑誌・歯科雑誌」は買取を原則お断りしております。ですが、今回のような話題性や重要性の高いトピックに焦点を絞った別冊には例外的に良い査定額が付くこともあります。
・・・とはいえ、「話題性や重要性が高くて、高く売れる本を自分で探し出すことなんてできないよ!」と感じる方も多いはずです。ごもっともです。
そんな時には是非、当店の事前見積サービスをご利用ください。こちらは実際に本を送って頂く前に査定額の概算をお出しするサービスとなっており、無料でご利用できます。「高く売れると思ったのに、蓋を開けてみればすごく安かった…。送るんじゃなかった!」とならないためにも、よろしければご利用をご検討ください。
今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!
スタッフN