2019/04/13
経済学関連を中心に時事問題の書籍を多数買取いたしました。
買取日記ジャンル
今回は様々な時事問題を扱った図書を多数買取いたしました。経済系のものが多い印象でしたが、その他にも政治系のものなどもありました。
時事問題系の本は古いものになってしまうと、やはり話題性がなくなってしまうため、お値段をつけることが難しくなってしまうのですが、今回お送りいただいた本は新しいものが多いこともあり良い査定額をつけることができました。
そんな本の中でも、今回興味をひかれた本がこちら。「アフター・ビットコイン」です。
アフター…ビットコイン自体もどういうものなのかしっくりきていないのに、もうその後の展開が論じられるなんて…(苦笑)。ビットコインというと、何年か前のマウントゴックス社の100億円を超える損失のニュースが頭をよぎってしまいます。そのせいか、どうしても仮想通貨自体が胡散臭いものとして感じられてしまうのは、時代の潮流から遅れてしまっているからなのでしょうね、たぶん…。
こちらの本では、ビットコイン自体もそうですが、どちらかというとビットコインを支える中核技術として開発されたブロックチェーンを話題の中心にしています。ブロックチェーン自体は安全性と確実性の高いもので、仮想通貨にとどまらない取引全般に大きな革新をもたらすものだと言われています。本著でも、ブロックチェーン技術を用いて、中央銀行がデジタル通貨を発行していくであろう未来について論じられています。
著者の方は日本銀行に長くお勤めされていたようで、今後の金融業界にブロックチェーンがもたらすであろう影響について、具体的かつ説得力をもって語られています。新しい技術に対してアレルギー反応を起こす前に、少なからず自分たちの身にも影響を及ぼすであろう「お金」の話について、聞く耳もとうかなーと刺激してくれる本でした。
今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!