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スタッフブログ 買取日記

2018/06/24

コンピュータ・数学・物理関連を中心に図書を多数買い取りいたしました

今回は、数学や物理学、コンピュータ解析やプログラミング等に関連する書籍を多数買い取りさせていただきました。

以下に良いお値段をつけることができたものを列挙させていただきます。

有限要素法の数値計算 (構造工学シリーズ〈6〉)
構造化プログラミング (サイエンスライブラリ情報電算機 32)
Prologプログラミング 
有限要素法による振動解析 (サイエンスライブラリ〈情報電算機 33〉)
アルゴリズムの設計と解析 2 (サイエンスライブラリ情報電算機 36)
並行動作プログラムの構造 (コンピュータ・サイエンス研究書シリーズ〈35〉)
オペレーティング・システムへの構造的アプローチ〈下巻〉(コンピュータ・サイエンス研究書シリーズ〈〔5〕〉)
スプライン関数とその応用 (シリーズ新しい応用の数学 20)
発散級数論
アセンブラプログラミング詳説〈上巻〉―IBMシステム/360,370 
数理物理学の方法 (2)
理論物理学講座 1 力学
境界線の美学―異常から正常への記号
高速フーリエ変換 
アセンブラプログラミング詳説 下巻―IBMシステム/360,370
半群論入門 (数学選書)
臨時別冊・数理科学 2003年 9月 (SGCライブラリ 27) ガロア理論 その標準的な入門
Fourier解析 (数理解析とその周辺 (7))
工学のための応用フーリエ積分

などなど。(↓写真参照)

今回お譲りいただいた本の出版年はどちらも比較的古いものが多く、1970、80年台が中心でしたが、専門的な書籍の中でも基礎的な理論や概念について説明するものは未だに値崩れがしにくい傾向にあります。

今回も図書の外観は経年並みといったところでしたが、中身に書き込みがあるものは少なく、前の所有者様がとても大事に使用されていたことが伺われたこともあり、良い査定額を出すことができました。

さて、上で紹介せていただいた本の中にいくつか共通の題名を持つものがあったのですが、それらを3冊ほど抜き出してみました。

こちら、どちらも「フーリエ」がキーワードなのですが、数学系の書籍の査定をするとよく出くわすのですね。

調べたところによれば、フーリエとは18世紀フランスの数学者で主に熱伝導に関する方程式を研究されていた方のようですね。
それを解くために展開した理論が「フーリエ解析」と呼ばれるもので、これにより複雑な周期関数を簡素に記述することが可能になり、後には音や光といった波動の研究に使用され、フーリエ級数は電気工学、音響学、工学や果ては経済学などの分野でも応用される概念…のようです。
具体的な理解には及びませんが、フランス革命の頃生きた人物が提唱した概念が私達の今の生活の中でも生かされているってすごいことですね。
また、フーリエはかのナポレオンのエジプト遠征にも随行し、有名なロゼッタ・ストーンを自宅に保管していたこともありました。そこで後にヒエログリフを解読することになるシャンポリオン少年にそれを見せた、という逸話があります。
数学的な偉業だけでなく、間接的に文化的な偉業をもアシストしたフーリエ氏、文系人間的にもその伝記をじっくり読んでみたくなりました。
今回も知的好奇心を刺激する良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

 

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